唯我独尊(ゆいがどくそん)の意味と使い方

「唯我独尊」意味と読み方

【表記】唯我独尊
【読み】ゆいがどくそん
【ローマ字】YUIGADOKUSONN

【意味】
自分ほど偉い者はいないと、うぬぼれること。ひとりよがり。

詳細

注釈、由来

【注釈】「ただ我のみ一人尊し」と訓読み。仏教護・お釈迦様が生まれた時7歩歩いて天地を指さし「天上天下唯我独尊」と唱えたことから転じて、他を顧みず自分ほど偉い者はないと一人よがりでいる態度を言う。

【出典元】『長阿含経』
【語源・由来】もとは、「天上天下(テンジョウテンゲ)唯我独尊」の略。釈迦(シャカ)が生まれてすぐに、一方の手は天を指し他方は地を指して口にした言葉と伝えられる。宇宙でただ自分だけが尊いという意から。〈『大唐西域記(ダイトウセイイキキ)』〉
【故事】―

「唯我独尊」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

【類義語】

独善主義(どくぜんしゅぎ)/夜郎自大(やろうじだい)/遼東之豕(りょうとうのいのこ)/厚顔無恥(こうがんむち)/傍若無人(ぼうじゃくぶじん)

【対義語】

独善主義(どくぜんしゅぎ)/夜郎自大(やろうじだい)/遼東之豕(りょうとうのいのこ)/厚顔無恥(こうがんむち)/傍若無人(ぼうじゃくぶじん)

「唯我独尊」の例文

【日本語】あなたは唯我独尊のお態度で、てんで無関心の御様子だったではありませんか。(太宰治『きりぎりす』)
【英語】Self-righteousness