「有無相生」意味と読み方
【表記】有無相生
【読み】うむそうせい
【ローマ字】UMUSOUSEI
【意味】
有と無が相対的関係で存在すること。この世のすべては、有があってこそ無があり、無があってこそ有があるという相対関係にあることをいう。「相生」は互いに生じ合う意。〈『老子』〉
有と無が相対的関係で存在すること。この世のすべては、有があってこそ無があり、無があってこそ有があるという相対関係にあることをいう。「相生」は互いに生じ合う意。〈『老子』〉
詳細
注釈、由来
【注釈】「有無相(あい)生ず」とも読む。
【出典元】『老子』二章
【語源・由来】中国の偉大な思想家「老子」に由来。「相生」は互いに生じ合うこと。もとは、人間の価値観は要するに相対的なものであって絶対的なものではないのに、それを絶対的なものと錯覚して、万物を勝手に歪曲わいきょくして秩序立てている人間の愚かさと危うさを警告した『老子』の中の語。「有無うむ相生あいしょうず」と訓読する。
【故事】―
「有無相生」の言い換え、反対、似た言葉
【同義語】
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【類義語】
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【対義語】
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「有無相生」の例文
【日本語】君は一方的に相手を批判ばかりしているが、すべては有無相生なのだから、自分の身が相手にとってどうであるのかを考えてみてはどうか。
【英語】―