陶潜帰去(とうせんききょ)の意味と使い方

「陶潜帰去」意味と読み方

【表記】陶潜帰去
【読み】とうせんききょ
【ローマ字】TOUSENNKIKYO

【意味】
中国、東晋(トウシン)の自然詩人、陶潜(字(あざな)は淵明(エンメイ))が彭沢(ホウタク)の県令に任命されたにもかかわらず、役人生活に嫌気がさして八〇日あまりで辞職し、「帰去来辞(キキョライのジ)」を作ったという故事をいう。〈『晋書(シンジョ)』〉

詳細

注釈、由来

【注釈】「陶潜」は東晋の詩人。字あざなは淵明えんめい。自然を愛し、叙景詩にすぐれたので田園詩人と呼ばれた。『蒙求(もうぎゅう)』の一句。

【出典元】『晋書(しんじょ)』陶潜伝(とうせんでん)
【語源・由来】―
【故事】陶潜は彭沢ほうたくの県令(長官)となったとき、巡察の役人には礼装して応対しなければならないと聞き、五斗米の俸禄ほうろく(わずかな俸給の意)のために腰を折ることはできないと、職を辞して帰郷し、「帰去来辞」を書いたという故事による。

「陶潜帰去」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

【類義語】

【対義語】

「陶潜帰去」の例文

【日本語】陶潜帰去の思い/陶潜帰去にならう
【英語】―