櫛風沐雨(しっぷうもくう)の意味と使い方

「櫛風沐雨」意味と読み方

【表記】櫛風沐雨
【読み】しっぷうもくう
【ローマ字】SHIPPUUMOKUU

【意味】
非常に苦労することのたとえ。風雨にもめげず仕事に奔走するたとえ。「櫛風」は風が髪をくしけずる、「沐雨」は雨が体を洗う意。〈『荘子(ソウジ)』〉

詳細

注釈、由来

【注釈】「櫛風」は、風を櫛の代わりにして髪をとくこと。「沐雨」は、雨で体を洗うこと。「沐雨櫛風(もくうしっぷう)」とも言う。

【出典元】『荘子』天下
【語源・由来】―
【故事】―

「櫛風沐雨」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

【類義語】

櫛風浴雨(しっぷうよくう)/風櫛雨沐(ふうしつうもく)/沐雨櫛風(もくうしっぷう)/風鬟雨鬢(ふうかんうびん)

【対義語】

「櫛風沐雨」の例文

【日本語】三十年間の櫛風沐雨で、銅のように焼け爛れた幸太郎の双頬を、大粒の涙が、ほろりほろりと流れた。(菊池寛『仇討ち三熊』)
【英語】struggling through wind and rain; undergoing hardships