「心頭滅却」意味と読み方
【表記】心頭滅却
【読み】しんとうめっきゃく
【ローマ字】SHINNTOUMEKKYAKU
【意味】
心の中の雑念を消し去ること。無念、無想の意。
心の中の雑念を消し去ること。無念、無想の意。
詳細
注釈、由来
【注釈】「心頭」は、こころ。頭は「・・・のあたり」という意味を添える接尾語。「滅却」は、滅ぼして消し去ること。
【出典元】―
【語源・由来】―
【故事】「心頭を滅却すれば火もまた涼し」を略した言葉で、禅僧の快川が織田信長に寺を焼き討ちにされた際、燃え上がる山門でこの句を唱えたという故事から。
「心頭滅却」の言い換え、反対、似た言葉
【同義語】
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【類義語】
則天去私(そくてんきょし)/大悟徹底(たいごてってい)/無想無念(むそうむねん)/無念無想(むねんむそう)/明鏡止水(めいきょうしすい)
【対義語】
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「心頭滅却」の例文
【日本語】①誰もを愛さず、それこそ心頭滅却に似た恬淡の心境だったのですが…(太宰治「風の便り」)/②大正生まれの祖父は、猛暑日でも心頭滅却すれば火もまた涼し、と決してエアコンをつけなかった。
【英語】Clearing one’s mind of all mundane thoughts