「三思後行」意味と読み方
【表記】三思後行
【読み】さんしこうこう
【ローマ字】SANNSHIKOUKOU
【意味】
物事を行うのに、よくよく考えたのちに初めて実行すること。もとは、慎重になりすぎて実行できないことに注意を与える語であったが、今では一般に軽はずみな行動を戒める語。三度考えたのち実行する意。
物事を行うのに、よくよく考えたのちに初めて実行すること。もとは、慎重になりすぎて実行できないことに注意を与える語であったが、今では一般に軽はずみな行動を戒める語。三度考えたのち実行する意。
詳細
注釈、由来
【注釈】―
【出典元】『論語』公冶長
【語源・由来】三たび思い考えた後に行う意から。もとは、あまりに慎重になり過ぎると断行できず、また、別の迷いを生ずるのを戒める言葉であったが、今では一般に軽はずみな行いを戒める語として用いられる。「思」は思い考える、熟慮する意。一般に「三みたび思おもいて後のちに行おこなう」と訓読を用いる。
【故事】中国、春秋時代、魯(ろ)の季文子は慎重で三度考えて初めて行動する人であったが、孔子は「二度熟慮すればそれで十分だ」と言った故事から。〈『論語』〉
「三思後行」の言い換え、反対、似た言葉
【同義語】
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【類義語】
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【対義語】
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「三思後行」の例文
【日本語】三思後行し、さらに石橋を叩いていては、物事は一向に進まない。
【英語】―