落花流水(らっかりゅうすい)の意味と使い方

「落花流水」意味と読み方

【表記】落花流水
【読み】らっかりゅうすい
【ローマ字】RAKKARYUUSUI

【意味】
散っていく花と流れる水の意で、行く春の景色の形容。転じて、人や物がおちぶれ衰えていくたとえ。また、男女の情が互いに通じ合うたとえ。水の流れに身をまかせたい落花を男に、落花を浮かべて流れたい流水を女にたとえていう。

詳細

注釈、由来

【注釈】―

【出典元】高駢の詩
【語源・由来】過ぎゆく春の景色のように衰え移ろう、たとえ。また水は落花を受け止めて流れると言う所から落花を男に水を女に見立てて男に女を思う情があれば女もそれを受け止め心が通じ合い慕いあうという相思相愛の喩えにも用いられる。
【故事】―

「落花流水」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

【類義語】

流水落花(りゅうすいらっか)/落英繽紛(らくえいひんぷん)/落花繽紛(らっかひんぷん)/落花狼藉(らっかろうぜき)/困窮零落(こんきゅうれいらく)/拓落失路(たくらくしつろ)

【対義語】

「落花流水」の例文

【日本語】来るものは無意無心の春夏秋冬落花流水ちりて流れて寄せ返る波の年亦た一年。(樋口一葉『別れ霜』)
【英語】mutual love/falling on hard times