南郭濫吹(なんかくらんすい)の意味と使い方

「南郭濫吹」意味と読み方

【表記】南郭濫吹
【読み】なんかくらんすい
【ローマ字】NANNKAKURANNSUI

【意味】
実力がない者が、才能のある者のなかに紛れこんでいること。

詳細

注釈、由来

【注釈】「南郭」は人名、「濫吹」は吹けもしない笛を勝手に吹くこと。「濫」は枠をはみ出てむやみに行うこと。

【出典元】『韓非子』内儲説
【語源・由来】―
【故事】中国、斉(せい)の宣王(せんおう)は、300人の竽(う)の名手を集めて合奏させていたが、そのなかに南郭という竽を吹けない者が、混じって高禄(こうろく)を得ていた。湣王(びんおう)の代になって、一人一人に竽を吹かせると南郭は逃げ去ったという故事から。〈『韓非子(かんぴし)』〉

「南郭濫吹」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

【類義語】

【対義語】

「南郭濫吹」の例文

【日本語】南郭濫吹で高給をむさぼる
【英語】―