明哲保身(めいてつほしん)の意味と使い方

「明哲保身」意味と読み方

【表記】明哲保身
【読み】めいてつほしん
【ローマ字】MEITETSUHOSHINN

【意味】
聡明でよく道理に通じた人は、危険を避けて身を安全に保つこと。また、賢く世に処して自分の地位を守ること。「明哲」は聡明で道理に詳しいこと。〈『詩経』〉「―の姿勢を貫く」

詳細

注釈、由来

【注釈】「明哲」は才知にすぐれ物の道理に通じていること。「保身」は身を守ること。徳や、知恵のある人は、道理に通じて身を誤ることがないと褒める意味で用いるが自分の身の安全のみを考える処世術の意味にも用いる。「明哲、身を保つ」と訓読する。「保身」は本来悪い意味はないが誤解されて、自分の身の安全のみを考える処世術をいう場合もある。

【出典元】『詩経』大雅・烝民
【語源・由来】―
【故事】―

「明哲保身」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

【類義語】

明哲防身(めいてつぼうしん)

【対義語】

「明哲保身」の例文

【日本語】①彼は若くして、明哲保身の術を心得ている。/②彼ほどの人物になると明哲保身の術に長け、危ない立場になることはまずない。
【英語】wisdom and self-protection