窮猿投林(きゅうえんとうりん)の意味と使い方

「窮猿投林」意味と読み方

【表記】窮猿投林
【読み】きゅうえんとうりん
【ローマ字】KYUUENNTOURINN

【意味】
困っているときは、あれこれとえり好みをしてなどいられないたとえ。林の中に追いつめられたサルは、どの木に登ろうかなどと考えている余裕がない意から。〈『晋書(シンジョ)』〉

詳細

注釈、由来

【注釈】―

【出典元】『晋書』李充伝、『世説新語』
【語源・由来】追いつめられて林に飛び込んだ猿は、どの枝によじ登ろうかなどとかまっている余裕などないことから。「窮猿」は、追いつめられた猿。「投林」は、林に飛び込むこと。出典に「窮猿林に投ずるに豈に木を択ぶに暇あらんや(追いつめられて林に飛び込んだ猿は、どうしてどの枝によじ登ろうかなどとかまっている余裕があろうか)」とあるのによる。「窮猿(きゅうえん)林(はやし)に投(とう)ず」と訓読する。
【故事】晋の李充が軍人に登用されかけたとき、軍人では家の貧窮が救えないと判断し、より報酬の多い地方官を選んだときに言った語。

「窮猿投林」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

【類義語】

【対義語】

「窮猿投林」の例文

【日本語】窮猿投林してブラック企業を就職先に選んでしまったが、果たしてこれで良かったのか。
【英語】―