「閑雲野鶴」意味と読み方
【表記】閑雲野鶴
【読み】かんうんやかく
【ローマ字】KANNUNNYAKAKU
【意味】
なんの拘束もなく自由にのんびりと暮らすたとえ。また、隠者の心境の形容。「閑雲」は静かに空に浮かぶ雲。「野鶴」は原野に悠々と遊ぶ鶴。〈『全唐詩話』〉
なんの拘束もなく自由にのんびりと暮らすたとえ。また、隠者の心境の形容。「閑雲」は静かに空に浮かぶ雲。「野鶴」は原野に悠々と遊ぶ鶴。〈『全唐詩話』〉
詳細
注釈、由来
【注釈】―
【出典元】『全唐詩話』
【語源・由来】静かに浮かぶ雲と、野に遊ぶ鶴の意から。「閑雲」は、大空にゆったり浮かんでいる雲。「野鶴」は、野原で悠然と遊んでいる鶴。転じて、官に仕えず、世を避け隠れている人のこと。「閑雲野鶴を友とする」の形で用いられることが多い。
【故事】―
「閑雲野鶴」の言い換え、反対、似た言葉
【同義語】
―
【類義語】
孤雲野鶴(こうんやかく)/閑雲孤鶴(かんうんこかく)/琴歌酒賦(きんかしゅふ)/悠々自適(ゆうゆうじてき)
【対義語】
―
「閑雲野鶴」の例文
【日本語】そして十幾ヶ月の間閑雲野鶴を伴として暮らしたが、(石川啄木『葬列』)
【英語】Life in natural setting, free from worldly cares