海市蜃楼(かいししんろう)の意味と使い方

「海市蜃楼」意味と読み方

【表記】海市蜃楼
【読み】かいししんろう
【ローマ字】KAISHISHINNROU

【意味】
蜃気楼(シンキロウ)のこと。また、現実性に乏しい考えや理論、実体や根拠のない物事のたとえ。「海市」「蜃楼」はともに蜃気楼のこと。

詳細

注釈、由来

【注釈】「海市」「蜃楼」は、ともに蜃気楼のこと。「蜃」は、オオハマグリのことで、古代中国では、オオハマグリの吐き出す息で蜃気楼ができると考えられていた。「蜃楼海市(しんろうかいし)」とも言う。

【出典元】『駢字類編』
【語源・由来】 「蜃」はオオハマグリの意で、古代中国ではオオハマグリが吐き出す息で蜃気楼ができると思われていた。〈『隋唐遺事』〉
【故事】―

「海市蜃楼」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

【類義語】

蜃楼海市(しんろうかいし)/空中楼閣(くうちゅうろうかく)/空中楼台(くうちゅうろうだい)/砂上楼閣(さじょうのろうかく)/雲散霧消(うんさんむしょう)/雲消霧散(うんしょうむさん)/無影無踪(むえいむそう)

【対義語】

「海市蜃楼」の例文

【日本語】常書鴻氏が私のノートに海市蜃楼と書いて下さる。運転手さんは“麦気”と言い、通訳の工作員氏は“逃水”と言う。(井上靖『遺跡の旅・シルクロード』)
【英語】―

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