「夏虫疑氷」意味と読み方
【表記】夏虫疑氷
【読み】かちゅうぎひょう
【ローマ字】KACHUUGIHYOU
【意味】
見識の狭い者が自分の狭い知識以外のものを信じようとしないたとえ。夏の虫は他の季節を知らず、冬の氷を信じないことから。〈『荘子(ソウジ)』〉
見識の狭い者が自分の狭い知識以外のものを信じようとしないたとえ。夏の虫は他の季節を知らず、冬の氷を信じないことから。〈『荘子(ソウジ)』〉
詳細
注釈、由来
【注釈】―
【出典元】『荘子』秋水
【語源・由来】見識や見聞が狭い人を卑しめていう語。見識の狭い人が自分の知らないことを信じようとしないこと。冬を知らない夏の虫は、冬に氷というものがあるのを信じない意から。「氷」は「冰」とも書く。一般に「夏虫かちゅう、氷こおりを疑うたがう」と訓読を用いる。
【故事】―
「夏虫疑氷」の言い換え、反対、似た言葉
【同義語】
―
【類義語】
井蛙之見(せいあのけん)/井底之蛙(せいていのあ)/尺沢之鯢(せきたくのげい)
【対義語】
―
「夏虫疑氷」の例文
【日本語】田舎暮らしに特に不自由がないと、いくら言っても、都会が至上と信じている友人たちときたら、まるっきり夏虫疑氷で、少しも理解しようとしない。
【英語】―