一労永逸(いちろうえいいつ)の意味と使い方

「一労永逸」意味と読み方

【表記】一労永逸
【読み】いちろうえいいつ
【ローマ字】ICHIROUEIITSU

【意味】
長く安楽な生活は、その前にたいへんな苦労を重ねなければ得られないということ。

詳細

注釈、由来

【注釈】「一労」は、一度の苦労、少しの苦労。「永」は、長く。「逸」は、安楽・利益。「一(ひと)たび労(ろう)して永(なが)く逸(やす)んず」と訓読する。

【出典元】『文選』班固
【語源・由来】―
【故事】中国、後漢のとうけんが難敵を破り、班固(はんこ)に自分の功績をたたえる銘を作らせた。班固はその中で「このたびの遠征は、一度苦労して長い安逸を得、しばらく心身を費やして、長く安楽にいられるものである」と言った故事から。〈班固(はんこ)の文〉

「一労永逸」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

【類義語】

一労久逸(いちろうきゅういつ)/暫労永逸(ざんろうえいいつ)/先難後獲(せんなんこうかく)

【対義語】

「一労永逸」の例文

【日本語】①一労永逸を願って様々な努力を続けているが、いまだに労多くして益少なしの状況を脱却できない。/②これを乗り越えれば一労永逸だと信じ、チーム一丸となって必死に商品開発に励んだ。
【英語】―