「片言折獄」意味と読み方
【表記】片言折獄
【読み】へんげんせつごく
【ローマ字】HENNGENNSETSUGOKU
【意味】
ただ一言で人々の納得のいくような裁判の判決を下すこと。また、一方だけの言い分を信じて、裁判の判決を下すこと。
ただ一言で人々の納得のいくような裁判の判決を下すこと。また、一方だけの言い分を信じて、裁判の判決を下すこと。
詳細
注釈、由来
【注釈】「片言」は一言での意。また、後者の意のときは、一方だけの言い分の意。「折」は「断」と同義で、善悪を折中して判決を下すこと。「獄」は訴訟のこと。「片言へんげん獄ごくを折さだむ」と訓読する。
【出典元】『論語』顔淵(がんえん)
【語源・由来】―
【故事】孔子の弟子である子路しろは、一度承諾したことを翌日まで延ばすようなことをしない責任感のある人物で、人々からの信頼が厚かった。孔子も、ただ一言で裁判の判決を下して人を納得させることができる者は、門人の中では子路だけであろうと称賛したことから。
「片言折獄」の言い換え、反対、似た言葉
【同義語】
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【類義語】
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【対義語】
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「片言折獄」の例文
【日本語】彼女の発言は片言折獄で小気味よく、周りの人間も一目置いている。
【英語】―