「暴虎馮河」意味と読み方
【表記】暴虎馮河
【読み】ぼうこひょうが
【ローマ字】BOUKOHYOUGA
【意味】
勢いこんで向こう見ずに危険をおかすことのたとえ。素手でトラに立ち向かい、黄河を歩いて渡るということから。〈『論語』〉
勢いこんで向こう見ずに危険をおかすことのたとえ。素手でトラに立ち向かい、黄河を歩いて渡るということから。〈『論語』〉
詳細
注釈、由来
【注釈】―
【出典元】『論語』述而より
【語源・由来】『論語』に由来。「暴虎」は、素手で虎を打つこと。「暴」は、ここでは、打つ。「馮河」は、舟に乗らずに歩いて黄河を渡ること。「馮」は、歩いて川を渡る。「暴虎馮河の勇」という形で用いられることが多い。
【故事】―
「暴虎馮河」の言い換え、反対、似た言葉
【同義語】
―
【類義語】
直情径行(ちょくじょうけいこう)/猪突猛進(ちょとつもうしん)/血気之勇(けっきのゆう)/匹夫之勇(ひっぷのゆう)
【対義語】
直情径行(ちょくじょうけいこう)/猪突猛進(ちょとつもうしん)/血気之勇(けっきのゆう)/匹夫之勇(ひっぷのゆう)
「暴虎馮河」の例文
【日本語】①母親を亡くした彼の暴虎馮河ぶりは見ていられなかったが、誰も彼を止められなかった。/②男はどんな危ないところへも出なくてはならないが、求めて危ないことをしてはいけない。暴虎馮河と云ってな。(森鴎外「灰燼」)
【英語】Foolhardy courage