端木辞金(たんぼくじきん)の意味と使い方

「端木辞金」意味と読み方

【表記】端木辞金
【読み】たんぼくじきん
【ローマ字】TANNBOKUJIKINN

【意味】
納得のいかない金は受け取らないという潔癖な姿勢のこと。「端木」は孔子の弟子の子貢(シコウ)の本名。「辞金」は金を辞退する意。

詳細

注釈、由来

【注釈】「端木」は孔子の弟子の子貢しこうの姓。「辞金」は金を受け取ることを辞退すること。「端木たんぼく金きんを辞じす」と訓読する。『蒙求もうぎゅう』の一句

【出典元】『孔子家語』
【語源・由来】―
【故事】中国、春秋時代、魯(ろ)国の法律では、他国で奴婢(ぬひ)として働かされている者を買い戻す場合、公金を使うように決められていた。しかし、子貢はそのことを潔しとせず、公金を辞退し、私財で買い戻した。これを知った孔子は、貧しい人が多い魯国では、公金によらなければ何によって人を買い戻すことができるのかと、子貢の一人よがりの行為をいさめた故事から。〈『孔子家語』〉

「端木辞金」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

【類義語】

【対義語】

「端木辞金」の例文

【日本語】政治家の献金問題のニュースを聞くたび、現代政治家には端木辞金の精神はないものかと失望をおぼえる。
【英語】―

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